3月8日、東日本大震災復興支援ファミリーチャリティーイベントが行われました。
今回で3回目となるこのイベントは「ミツルくんと親子であそぼう」と「すずめ踊り“まつり宝山”」の二部構成。乳幼児、小学生対象の復興を願うイベントです。
一部の「ミツル君とあそぼう」は全国の保育園、幼稚園で大人気の「ミツル&りょうた」のミツルさんとサポートメンバーのギタリスト和田直樹さんによるステージ。音楽に合わせて親子で楽しく体を動かし、スキンシップすると会場が笑いと暖かい雰囲気で満たされました。いっぱい笑った後は、宮城県出身のミツルさんのお話。震災当日から今までの体験談に子どもも大人も真剣に聞き入っていました。そして、クリエイターであるお二人の歌と詩。会場全体が被災地を覚え、祈りにも似た時間となりました。
二部はYMCA山手台保育園アルクと3年前から交流のある仙台すずめ踊りの祭連「まつり宝山」の登場です。
仙台からこのイベントの為に50人のメンバーでお越しくださった「まつり宝山」の演舞は‘感動’の一言。踊りとお囃子の迫力に、見ている子どもたちは前のめりになって引き込まれ、大人たちの目には感動の涙がありました。息を呑む演舞の後は宝山の方に本場の「すずめメイク」をしていただいた子どもたちがお囃子に合わせて踊ります。続いて、大人も参加してのすずめ踊り体験。踊ったことのある人も全く初めての方も一緒に「それ!それ!」と声を出しながら踊ります。連のみなさんも参加者の間に入って、文字通り一体感を感じることができました。イベントは参加者のアンコールに応え、もう一度まつり宝山の演舞を見せて頂き大盛り上がりのうちに終了しました。
仙台で300年前から踊り継がれているすずめ踊り。「3・11をわすれないために・・・」という思いで始めた山手台保育園アルクのすずめ踊り。それがYMCAいずみ保育園、YMCAとつか保育園へと広がり、ついに今回はまつり宝山と一緒にみんなで踊ることができました。
震災から4年、これからも復興支援チャリティーイベントを続けると共に、ここ横浜ですずめ踊りを続け、東北の方々との繋がりを大切にしていきたいと思います。
(YMCA山手台保育園アルク 加藤 順子)