2015年8月26日水曜日

『平和』ってどんなこと?

YMCA山手台保育園アルク・平和月間のご報告
 横浜YMCA保育園では、8月と11月を平和月間としています。日頃から礼拝をし、お祈りをする機会を多く設けていますが、今月は「平和」に的を絞り子どもたちと様々なことを考えました。
 
みんなが生まれるずっと前に、あってはならない事が起きたこと。それが起きたことで色々な悲しみがうまれた事をお話ししました。その話を聞いた子どもたちは、まだ小さいながらに当時起きたことがどんな事だったのか?その為にどんな気持ちになったのか?など一生懸命に考えているようでした。
 「家族がいること」「お友だちがいること」「助けてくれる人がいること」「食べるものがあること」「着るものがあること」「帰る家があること」今の日常では当たり前に感じることが、大切で心から感謝できることだと伝える良い機会となりました。
 幼児クラスはフレーベル館から出版されている『いのりの石』(文/こやま峰子 絵/塚本やすし)という絵本をよみました。広島で被爆をした線路の敷石がモデルになっています。その石が『いのりの石』となるまでの道筋と願いが込められた絵本です。この『いのりの石』が世界各国に届けられ、平和の尊さを後世に伝える証とされていることを、子どもたちだけではなく私たちおとなも初めて知りました。
 日本だけではなく、世界中の人々が平和を願ってこの石を持っている!それは、この絵本の願い『平和を受け継いでいく』ことの大切さに世界が同じ想いを持っていいるという素晴らしいことだと気付かされました。
 これからの社会を担っていく子どもたちにこの想いを伝え、共に世界中の人々の平和をお祈りしていきたいと思います。
(YMCA山手台保育園アルク 森 由美子)