2019年9月11日水曜日

【アルク】日頃の備えを大切に

【YMCA山手台保育園アルク 消防立ち合い避難訓練のご報告】

アルクでは、毎月地震や火災を想定した避難訓練を行っており、年に一度消防職員立ち合いによる訓練を行っています。

お部屋で遊んでいると、「地震です!○○のそばに集まって!」という保育士の声。
小さな子どもたちも、パッとおもちゃを手放し、保育士の下に集まってきます。
今年入園した子どもたちも、戸惑って泣いてしまうこともなくなり、落ち着いて保育士の声が聞けるようになったことを感じます。
安全な場所に集まり、頭を守ります(1,2歳児クラス)
3~5歳児クラスではさらに自分で自分の身を守る行動を身に着けます


 地震は一旦おさまりました。一安心して朝の会に戻る幼児さんたち。
 そこに、「火事です!ボイラー室から煙が出ています」と連絡が入り、保育士より歌を歌っている途中だった子どもたちに伝えられました・・すると
 歌の途中でも迷うことなく手を口に当て、速やかに避難口へ逃げる幼児クラスの子どもたち!!あまりの速さに驚くほどでした。
 避難場所の公園にそれぞれのクラスで避難をし、所長さんからのお話を聞きました。
「とても上手に逃げていましたね」とお褒めの言葉をいただきましたが、最後まで真剣な表情で耳を傾ける子どもたちでした。良い緊張感が漂います。

3~5歳児クラスは園庭に戻り、「防災ダック」のお話を聞きました。

火事の時は、ワニさんにように低い姿勢を取ります。でもけがをしてしまうので、手は地面につきません!
 白い布を煙に見立てて、ワニさんのように体勢を低くして通り抜ける体験をしました。
まずはキリンぐみ(5歳児)がお手本を。
次はヒツジぐみ(4歳児)が挑戦。
クマぐみ(3歳児)もやってみました!


 消防車も展示してくださり、防火衣の体験もさせていただきました。
 5歳児の子どもたちは最後に消防職員の皆さんに向けて質問タイム。

「服についているお星さまはなんでつけてるの?」と面白いところに目を付けたのは女の子。
キラキラしたものがお星さまに見えたのでしょう。
 「階級、っていうのがあってね・・」と皆さんのワッペンを比べて丁寧に見せてくださいました。子どもたち、興味津々です。

二つ目の質問は「どうして重い服を着て動けるの?」という防火衣を体験することで浮かんだ疑問。
「いつもこういう服を着て訓練をたくさんしているから、そんなに重くは感じないんだよ」と頼もしい答えが・・なるほど、とうなずきます。

もう一つの質問は、「どこから水が出るの?」と消防車についての質問。
消防車の脇にある放水口を見せてもらいました。
「お水は900ℓ入っているんだよ!牛乳パック900本分!」と教えてもらい、「えー!」と驚く子どもたちでした。
災害は、いつ起きるかわかりません。
「こんなときどうする?」と自分の身を守るための行動を子どもたちと一緒に考えながら、日頃から防災への意識を大切にしていきたいと思います。

(YMCA山手台保育園アルク 織原)