2018年8月8日水曜日

平和学習

YMCA山手台学童クラブ:学習プログラムのご報告

8/6(月)に平和学習を行いました。

8/6は広島に原爆が投下された日です。原爆投下から今年で73年という月日が流れました。全員で黙祷を捧げ、当時14万人という人が短い間に亡くなってしまったことや、原爆が落とされ尊い命が一気に奪われてしまった悲しみなど、戦争について子どもたちにわかりやすく説明しました。


そして「ミサコの被爆ピアノ」という本をリーダーが朗読します。爆心地からそう離れていない場所で被爆し、幸運にも壊れなかったピアノ。戦争が終わった日、ミサコは親戚の子にねだられてピアノを弾きます。戦争中のつらい気持ち、いろいろ我慢して閉じ込めていた思いが湧き出てて、ピアノの音色に思わず涙を流したというお話しです。戦争についてのお話しが書かれた本をしばらく机の上に置いておき、自由に本に触れていいコーナーをつくりました。


8/7(火)は、高学年の女の子が皆のために、「へいわってどんなこと?」という本を一緒に朗読してくれました。

高学年の朗読のあと、戦争を経験した当時の子どもたちと自分たちと比較して、またそもそも平和ってどんなことだろう?率直な意見や思いを葉っぱのメモに書くことにしました。そしてみんなの前で、一人ひとりが自分の言葉で発表しました。



思い切りあそんでいっぱいご飯が食べられること、寝られること。
家族や友だちと笑っていられること。
笑顔がたくさん見られること。
おとうさんになるまでせんそうがありませんように。


それぞれの視点で平和について書かれた平和の木が出来上がりました。これからも平和について考え、このような時代に育ち、一人ひとりが今幸せであることを皆で時々振り返り、感謝していきたいです。

(YMCA山手台学童クラブ 安岡 紀子)