2016年9月15日木曜日

子どもたちの安全の為に

YMCA山手台保育園アルク
 今年もアルクでは近くのクラブハウスをお借りして、保護者対象に不審者対応講習会を行いました。今回はNPO法人エンパワメントかながわの方に講師をお願いして「すきっぷ 子どもの護身法」をみんなで学びました。
 子どもたち向けにどんな方法で教えているかをDVDで拝見した後、講師の方の短い劇を通して子どもたちに伝えている具体的な4つのこと
「はなれる」
「自分の事は教えない」
「大声を出して逃げる」
「おとなに話す」
を一緒に学んでいきました。
お腹の底から声を出して「おぉ~!」
 実際に大声をみんなで出してみましたが「キャー!」という高い声ではなく「おぉ~!」と、お腹の底から低い声を出すことが大事と聞き驚きました。
 また、もし子どもが怖い目に合ったことを話しに来た時の対応として
「怖かった気持ちを受け止める」
「できたことを認める」
「子どもの話を信じる」
「子どもは悪くない」
を心に置き対応することを学びました。保護者の方、そして保育園スタッフも一緒に二人一組になり、おとなと子ども役に順番でロールプレイをし、どう対応していったら良いのかをみんなで体験することもできました。
 不審者対応というとても重い内容でしたが、講師の方のお話しの仕方や劇は楽しく、また分かりやすく、あっという間の1時間でした。

 もし子どもに何かあった時、保護者は不安からつい子どもに強く当たってしまいがちですが、子どもは決して悪くない事を忘れずに対応していけるようにしたいですね。また、子どもが怖い目にあったことを話せるように普段から同じように子どもに対応していくことも大事だと感じました。
 保育園を卒園し、小学校に行くようになると独りで歩くことも多くなります。子どもたちを守る為に、日頃から子どもたちと一緒に防犯について話し合い、子どもたちにもできる事は何かを考え実際に練習していけるようにしていきたいと思います。

(YMCA山手台保育園アルク 伊藤)