2016年1月14日木曜日

みんなでおもちつき!

YMCA山手台保育園アルク・おもちつきのご報告
 年明け、元気に保育園に来た子どもたち。真新しいカレンダーに『おもちつき』と予定が書かれると「8日におもちつきするんだよね~」と待ち切れない様子。当日も「早くおもちが食べたいな~」とソワソワ。はやる気持ちを抑え、まずはもち米ができるまでのお話を聞きました。

 その後は、地域子育て支援『ぐるんぱ』に参加してくれた地域のお友だちと乳児クラスの子どもたちが園庭でおもちつきを体験しました。小さな身体で杵(きね)を持ち、一生懸命におもちつきをする姿はとても可愛らしかったです。地域のお友だちも保護者の方と一緒におもちを試食していただき楽しんでいただきました。

  乳児クラスの子どもたちがおもちをついている間、幼児クラスの子どもたちは段ボールで作った羽子板に思い思いの絵を描きました。雪だるまの羽子板、虹色の羽子板等、世界に一つだけのMY羽子板ができました。出来上がった羽子板を使って早速羽根つきがスタート!
 羽根つきにはどもが病気にならないようにという願いが込められています。このことから、羽根つきは打ち合いを競うのではなく、お互いの健康を願って長く打ち続けるものなのだそうです。
羽を落とし、その願いが途切れてしまっても鬼が嫌う黒い色を、魔除けの意味を込めて塗ることで、身を守れると考えられていました。
そこでアルクの子どもたちも皆の健康を願い、お互いの顔に墨を塗って羽子板あそびを楽しみました。
 そして、幼児クラスの子どもたちも楽しみにしていたおもちつきが始まりました。まず、蒸したもち米の試食です。口の中でよ~く噛んでいるうちに「おもちになってきた」という声も聞こえました。
保育士がおもちをつく見本をみてから、いざ自分の番!杵を大きく振り上げてつく子、ヨロヨロしながらつく子等々、お友だちの「ヨイショ!」の声に励まされ、全員がしっかりとおもちをつくことができました。つきたてのおもちは温かく、すぐに皆のお腹の中に入っていきました。
 近頃はなかなか体験する機会も少なくなってきたおもちつき。こうしておもちが出来るまでを実際に体験できる貴重な体験を子どもたちに伝えるだけではなく、子どもたちが大きくなった時に、また次の子どもたちに引き継いでいってくれることを願っています。
 また、保育園アルクがそういう機会を持てる場となるように、これからも地域の方々と共に協力していきたいと思います。
(YMCA山手台保育園アルク 杉﨑 賢輔)