2025年3月13日木曜日

【学童】ピンクシャツデーってどんな日?

YMCA山手台学童クラブ・プログラムのご報告

山手台学童クラブでは、2月を通して「ピンクシャツデー」の取り組みを行いました。「ピンクシャツデー」とは、2007年にカナダの学生2人から始まったいじめ反対運動です。はじめに出来事が起こった日にちなんで、2月の最終水曜日をいじめについて考え、いじめられている人と連帯する思いを表す1日としています。

  

まず、2月6日(木)から2月19日(水)の期間で毎日のふりかえりの時間を使って、「ピンクシャツデー・ガチャガチャ」を行いました。これは、リーダー(支援員)が作ったガチャガチャを回し、出てきたカプセルに入っているテーマについてグループで話し合うというミニプログラムです。「ゲームで負けて泣いちゃった子がいたらどうする?」などみんなの身の回りでも起きそうなことがテーマになっていて、それについて「自分ならどうする?」ということを話し合います。「ゲームで負けちゃっても大丈夫だよ、また次がんばろう!と声をかける」など、相手の気持ちに寄り添った意見がたくさん出てきました。

リーダー(支援員)手作りのガチャガチャです!

ガチャガチャを回す担当はくじ引きで決めます。

「確かにそういう意見もあるね!」とたくさん意見交換ができました。

2回目のプログラムは、「いじわるをしてしまう側の気持ちになってみよう」というプログラムを行いました。いじわるをしてしまう側の気持ちになった後は、「どうすればよかったか」についても考えました。いじわるをしてしまう側にも何か理由があるということを感じることができたプログラムになりましたね。


「いじわるな気持ちになるって意外と難しいね」

3回目のプログラムは、これまで行ったプログラムを踏まえて「ありがとうの手紙」を書くプログラムを行いました。ピンク色の紙にお手紙を書いて、シャツの形に折ったら完成です。学童のお友だちに書いたり、おうちの人に書いたり、学校のお友だちに書いたり、それぞれが「ありがとう」を伝えたい相手に向けて心を込めて手紙を書いていました。

「ちょっと恥ずかしいけど、なんて書こうかな」

たくさんのありがとうが書かれたピンクシャツができました!

「ピンクシャツデー」のプログラムを通して、相手の気持ちに寄り添った言動をすることや互いを認め合うことの大切さを感じることができたのではないかと思います。いじめのない社会の実現に向けて、自分たちにできることは何か、これからもみんなで考えていきたいと思います。

(YMCA山手台学童クラブ・入江)