8/1(火)~2(水)の2日間を通して、毎年行っている平和について考える、平和学習を行いました。
一日目は、リーダーより戦争・原爆についてのお話が、被爆者の方の本を通じてメッセージが伝えられました。
1945年(昭和20年)の8月6日に広島、8月9日に長崎に原爆が投下されたこと、また、その時の様子などを記録として書かれている「被爆者」という本を通じて学習しました。
子どもたちにわかりやすいように、リーダーが言葉のひとつひとつを選んで、ゆっくりと伝えていきました。
広島では16万6千人が被爆から2 - 4か月以内に死亡したとされること。これは広島市の人口約当時35万人のうち1/3にあたる人が亡くなってしまったということになります。
また佐々木貞子さんという2歳で被爆し、その後元気に暮らし、生活していた10年後に白血病と診断され亡くなってしまった話をしました。皆と同じ小学生の歳です。
また、2日目には別の小学生の話をしました。小学校の授業中、ピカッと外が光ったと思ったらドーンとものすごい音がし、爆風にあおられるトタン板などが飛んでくる中必至に逃げ、どうしてこんなことが起きなくてはいけないだろうと、地獄のような風景を目の当りにしながら当時思ったそうです。また、数日後には親しい人を亡くしてしまったという悲しいお話でした。
今現実にこのようなことが起こったらどうだろうか。では、逆に考え、「平和」ってどういうこと?ということを子どもたちに投げかけ、グループで話し合い、発表してもらいました。
そこからこのような子どもたちの言葉がありました。
・まいにちおいしいごはんがたべられるからへいわだとおもいます。
・じぶんのいえやふくがあること。
・あそぶものがあるからへいわだとおもいます。
・お金がたくさんあるからへいわだとおもいました。
・せんそうがありませんように。
・友だちはやさしくて、近所の人たちもやさしくしてくれるからへいわだとおもいます。
など、まだまだこれ以外にもたくさんの言葉を書いてくれました。
また、平和の願いを込めて、折鶴も折りました。
はじめて折鶴を折る子どもも多くいましたが、次はどう折るの?とリーダーから子どもたちに折り方を伝えている姿そのものも、また平和だと感じました。
子どもたちとの平和学習を、これからまた一年を通じて取り組んでいきたいと思います。
山手台学童クラブ:安岡紀子