5月に植えた、さつまいもの苗。みんなで「大きくなぁれ」「美味しくなぁれ」と お水をあげたり、お祈りをしながら過ごした5ヶ月、待ちに待った収穫の秋がやってきました。
おいもほり当日、畑一面に茂ったお芋のツルを見て、「うわぁ~」と大歓声があがりました。
「おおきくなったね!」 |
ツルをひっぱって土を出し、ドキドキしながらシャベルで土を掘っていくと、、、「あった!大きいぞ!」さつまいもが顔を出します。シャベルや素手でそーっと掘りおこして土から出すと、ずっしりと重い立派なさつまいもでした。畑のあちらこちらで、「とれたよ!」「見てみて。」「おもーい」と声があがり、次々とさつまいもを収穫しました。
今年もアルクファームのさつまいもは豊作。神さまの恵みに感謝です。
「おいもが採れたよ!」 |
そのさつまいもを使って、4歳児5歳児でクッキングを行いました。
メニューは“さつまいもパイ”です。まずは皮を剥いたさつまいもを包丁で切ります。
クッキング上級者の5歳児のお友だちでも「硬いなー。」と手ごわいお芋。 4歳児さんからは「硬くて、怖くて、切れないよぉ」とため息が聞こえてきました。それでもなんとか、全て切り終え、お鍋に投入。茹でている間にパイシートを形成します。 パイシートを粘土の様に操り、かぼちゃの形、おばけの形、ニコニコの お顔…と個性豊かな形が出来上がりました。
茹で上がったさつまいもに、バターとお砂糖を加え「あん」にしたものをパイで包み、オーブンに入れて甘い香りに包まれながら、待つこと30分。 アツアツのさつまいもパイの出来上がりです。
給食のデザートとして、作ったパイをほおばる子どもたち。口々に、「おいしいー」と言いながら嬉しそうに、食べていました。
毎日、口にするお野菜は太陽の光や雨、土によって育まれている事を、子どもたちはさつまいもを栽培する中から自然と気付いたようです。また、お芋を栽培、収穫、調理して頂く、この経験を経て子どもたちの中の食べ物に対する感謝の気持ちの育ちを感じました。
秋の深まりを感じる11月。24日には収穫感謝の日もあります。
YMCA山手台保育園 アルク 加藤順子