7月21日~22日、ヒツジ組(4歳児クラス)のおとまり会が行われました。
いつも一緒に生活している、5歳児クラスのお友だちが6月にキャンプに行ったのを間近で見ていて「いいな、いいな。ヒツジだってキャンプしたい!!」と言っている姿を見て担任は「おとまり会のテーマは“キャンプ”にしよう」と決めました。
それからは、キャンプで何がしたいか?何が食べたいか?を話し合ったり、探検に行く森にある自然物の写真を切って貼って自分だけの探検ノートを作ったり、当日着るオリジナルTシャツを作ったり、テーブルクロスにする布を玉ねぎの皮で染めたりと着々と準備を進めてきました。
そして迎えた当日の朝。天気は快晴!予想気温31度!!の中でヒツジ組キャンプは始まりました。ウキウキでバスに乗り込み、向かった先は栄区にある「横浜自然観察の森」。面積は700haあり、様々な生き物が暮らしている所です。
「バスに乗って出発進行!」 |
まずは綺麗な青色のシオカラトンボの群れにご挨拶。少し暗い森の小道では面白い形の葉っぱや木を沢山見ることができました。このおとまり会のねらいの一つは、「自然の中で五感を使っていっぱい遊ぶ。」おとまり会以前から自然物と出会った時に「見る、聞く、嗅ぐ、触る」を意識して生活をしてきた子どもたちは何か面白い物を見つける度に、匂いを嗅いだり、「さわってもいい?」と確認を取ってから触ったりしていました。野の花が沢山咲き、様々な種類の鳥の鳴き声がする草むらを進み、到着した丘には昆虫がたくさん待っていてくれました。バッタ、カマキリ、ハチ、セミ、テントウムシ、チョウ、、、などなど。残念ながらノコギリクワガタは見つかりませんでしたが、たくさんの虫に触れ合えて、大満足で探検は終了しました。
「大きいバッタだ」 |
「探検、楽しかったよ!」 |
バスの中でぐっすりお昼寝をした子どもたちを園で待っていてくれたのは、いつも一緒に生活をしている、クマ組さん(3歳児クラス)とキリン組さん(5歳児クラス)のお友だち。クマさんからは可愛いお守り、そしてキリンさんからは冷たくて甘いゼリーのプレゼントがありました。
プレゼントで元気が出た後は、いよいよキャンプの始まりです。保育士がお部屋にテント風??を立てると「三角テントだー!」と大興奮の子どもたち。入っていい?寝転がっていい?この中で寝るの?とワイワイ大騒ぎでした。夕方はお部屋をキャンプ場のように飾ったり、スイカでランタンを作ったり、キャンドルホルダーを作ったり、テントの中で絵本を読んだり、一人ひとりが好きな事を見つけゆっくりと過ごしました。
「テントだーー!」 |
ごはんの後は、お風呂タイム。いつもは水遊びで使っているプールにお湯を入れて「アルク温泉」それはそれは、大騒ぎでした。
お風呂に入ってさっぱりの子どもたちがお部屋に戻るとそこには、沢山のキャンドルが灯っていました。一日目最後のお楽しみ、キャンドルファイヤーです。いつも歌っているあそび歌やキャンプソング、みんなの好きな歌を歌い、自分で作ったキャンドルホルダーにキャンドルを灯し、「おおきくなったら○○になりたい」と願いを込めて吹き消しました。ゆらゆら揺れる灯りを見ながら、楽しかった今日を振り返る子どもたちの顔は、皆、満足そうでした。
「キャンプだホイ♪」 |
翌朝、セミの声で起こされるまでぐっすりでした。
朝ごはんはサンドイッチ、みんなで決めて買い物にも行った具材をはさんで、いただきまーす。皆、モリモリ食べていました。
ごはんの後は、お絵描きタイム。「お泊り会で楽しかった事なーんでも描いていいよ。」と伝えると、ニコニコしたり、鼻歌を歌ったり、お友だちとお喋りを楽しみながら、思い思い描く子どもたち。その姿を見て、楽しく過ごせて良かった、と保育士たちは心から思ったのでした。
そして順番に、お迎えの時間。お家の方の顔を見ると、言葉通り“飛んで行って”「アレ、したんだよ!」「コレ見つけたんだよ!」「テントで寝たんだよ!」「おとまりできたよ!」
とご報告。その姿からは、「おとまりできた!」という自信が感じられました。
神様と、まわりの大人たち、子どもたちに見守られながら、たくさん遊んで、たくさん笑った、ヒツぐみお泊り会の一泊二日。「お友だちと一緒にアルクに泊まって楽しかった!」という思い出が一人ひとりの心に残ってくれたかな。おとまり会を経験した、子どもたちの今後の成長を楽しみにしています。
YMCA山手台保育園 アルク 加藤順子