1月27(水)~1月29日の3日間、福島県いわき市にある【わかぎ幼稚園】の園児さんの富士山YMCA招待キャンプを実施しました。このプログラムは、東日本大震災後、東北地方では放射能の影響などで外で満足に体を動かし遊ぶことができない子ども達のため、富士山の雄大な自然へ招待し一緒に遊ぶことを目的に、震災の翌年から継続して実施しています。
わかぎ幼稚園の年長組のお友だち40名がキャンプに参加してくれました。お昼過ぎに子ども達を乗せたバスが富士山に到着。長旅の疲れも見せず、元気いっぱいの子どもたちとご挨拶。一緒に開村式で【笑顔!元気!つながろう富士山!!】のかけ声を声をそろえて言いました。
開村式の後はさっそく富士山YMCAの大きな原っぱで鬼ごっこをしたり、ハンモックで遊んだり、ススキの迷路で遊んだり、富士山の大自然を思いっきり楽しんでくれました。ススキの迷路ではチームを作り、迷路に隠れているたくさんの絵を見つけようとおお張り切り!迷路の分かれ道で「どっちに行く?」とチームのお友だちやリーダーに相談し、チーム内で協力する姿も見られました。
星を見た後はお楽しみのマシュマロを焼きました!リーダのお手本を見ながら「はやくやりたい!!」と大興奮の様子。長い棒にマシュマロを刺して大人も驚くような器用さで上手にマシュマロを焼いていました。とっても上手に焼いたあつあつマシュマロを口いっぱいにほおばり、子ども達も幸せそうでした。
2日目は遊園地【ぐりんぱ】へ行き、雪でたくさんあそびました!ソリあそびや雪合戦、大きなトンネルを作ったり雪の中思いっきり遊びました!
たくさん遊んだ夜は、アルク保育園のメンバーが作ってくれたキャンドルを持ち、キャンドルファイヤーと、レクリエーションを実施。温かいキャンドルの光の中で、富士山YMCAのリーダーも交えてとても楽しい時間を過ごすことができました。
3日目。名残惜しくも、キャンプ最終日となりました。朝ごはんを食べた後閉村式を行いました。
閉村式の中で、山手台センター、各保育園でメンバーたちに書いてもらったお手紙を子ども達に渡しました。子どもたちはとても喜んでくれました。皆さんの手紙に込められた想いは子どもたちや先生に伝わったと思います。閉村式が終わったら、さよならの時間。また富士山のYMCAで会おうねと約束をして一時のお別れをしました。
わかぎ幼稚園のみんな、3日間のキャンプは楽しかったですか?みんな最初の日より大きくたくましくなりましたね。リーダーたちもこのキャンプでみんなからたくさんの嬉しい気持ちや優しい気持ちをもらうことが出来ました。お別れするのは寂しいけれど、またいつか富士山で必ず会いましょう!
キャンプ実施にあたりたくさんの方のご協力をいただきました。ありがとうございました。
(横浜YMCA 小田切勇真)