今年はあっという間に梅雨が明け、もう本格的に夏到来!といえる暑い日が続いていますね。
梅雨明け直前の、朝のこと。
お母さんと登園し、離れるのが寂しくて泣いていた4歳児のSちゃん。
泣きながらも、保育士と一緒に行ってらっしゃいと見送り、
「お絵描きでもしようか?」と誘うと、「うん・・・」と自由画帳を取りに行きました。
ほとんどのページが埋まっていて、「かくところないんだよ~」とペラペラ・・・
ページをめくっているのを見ていると、どのページにも黄色いひまわりが!
「こんなにたくさん描いたの?!いくつあるかな?!」と驚いてひとつ、ふたつ・・と
数えていくと、その間にだんだんと笑顔になるSちゃん。
自分でも、そこまでたくさん描いてあるとは思っていなかったようです。
「26もあるよ!!」
「なんでこんなにひまわりばかりなの?」そう聞いてみると・・
「あのね~、ひまわりだいすきほうだいなんだよ!!!」と両手を大きく広げながら
とびきりの笑顔で教えてくれました。
「だいすきほうだい」って、なんて可愛らしい表現なのでしょう!
絵からはもちろん、その言葉からも大好きなことが伝わってきました。
寂しくて泣いてしまった気持ちは、いつのまにかどこかへ行ってしまったようで
笑顔でまた新しいひまわりを描くSちゃんでした。
暑い季節になりますが、Sちゃんの自由画帳に咲いたひまわりのように、元気いっぱい過ごしたいですね!
(YMCA山手台保育園アルク 織原 信枝)